きみが還る場所
1989年1月。テキサス州で妻子と幸せに暮らす牧師のドンは、大雨の日、大型トラックと正面衝突事故を起こしてしまう。一度は心臓が止まりながらも、90分後、奇跡的に息を吹き返したドンだったが、瀕死の彼と家族を待っていたのは、想像を絶する苦難だった…。
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2015年に公開されたアメリカ映画です。
ドン・パイパー牧師に起こった奇跡の実話。
生還した彼がなぜ、天国から引き戻されたのか。
痛みの中で彼が学んだこと、そして彼がみた90分間の天国とは…
死亡しているドンに祈りを捧げた牧師。
この祈りと賛美歌でドンは息を吹き返す。
みていても痛々しいドンの姿…
いくら牧師さんと言えど、やはり生きる気力は無くすのだなぁと、思いました。
個人的には牧師さんだし、
神を信じて欲しかった思いがありますが、どうやらドンはそうゆうところではなく、別のところで悩んでいたみたい。
そうゆうことか、と分かったのが、こちらのシーン。
ドンが復帰するまでドンの教会を代わりに務めてくれる老牧師さんとの対話。
愛する人の重荷になりたくないと苦しむドン。
愛されていることは分かっているけれど、生きることが耐えられない、こんな惨めな自分をみられるより、皆にはもっと違う道があると嘆く。
老牧師は「君はもっとしっかりやれ。君は偽善者だ。」とぴしゃり。
老牧師は「君はみんなの愛にまったく応えていない」
「決定権は君にない。主役は君じゃない」
そして「君はこれまで牧師として、人々の役に立ってきた。寄り添い、困難を乗り越える手助けをずっとしてきた」
「だが彼らが、かつての君と同じことをしているのを拒むのか?
彼らが贈り物をする機会を、君のほうが奪っているんだ」
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この言葉に私もハッとしました。
私もドンと同じく、悲劇のヒロインのときは悲嘆にくれ、
人の愛を拒絶し、
手を振り払う思考になるからです。
幸い、身近に「愛をうけとって」とこの老牧師のように諭してくれる仲間がいるので、
だいぶ素直に受け取れるようになりましたが、、、
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老牧師
「今度そのドアから誰かがやって来て、君のために何かしたいと言ったら、イエスと言うんだ。彼らに君への愛を表現させて、それを拒まないと約束してくれ」
「これは学びだ。これは神から君に与えられたレッスンなんだ」
「神は人間を用いて、私たちを助けてくださる。
祈りに応えてくださる」
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いい言葉だなぁと思います。
練習させてくれる相手がいる。
その人が実は目の前にいて、
やってみる。
うまくいかなかったら、やめていい。
だけど、
うまくいったら…ーーそれはやる必要がある。
『神に任せて』
とゆう声が聞こえてきそうでした。
愛をいつも素直に受けとれたら、
人生は喜びに満ち、
愛を感じて生まれる感謝と、
また人を愛したい気持ち、
愛し愛されるエネルギーが
豊かに循環しますね。
映画の最後には、ご本人の実際映像が収録されていました。
私も、天国みてみたいなぁ(⸝⸝˃̶͈ ૢ ૢ˂̶͈⸝⸝)